冬は釣り人にとって厳しい季節です。寒いし、バスもなかなか口を使ってくれません。
冬のバスは活動を抑え捕食活動も極端に下がります。
水温が下がるため、バスは比較的水温の変化が小さい(安定した)深いエリアに固まっています。
そんな冬の攻略に、底を広範囲に狙えるヘビキャロも有効ではないかと思い、この記事では冬の釣りにも活用できるヘビキャロについて紹介します。
ヘビキャロとは
ヘビキャロとは、ヘビーキャロライナリグの略で、1oz程度のシンカーを使い遠投することで、広範囲にバスを狙うことができるリグになります。
ヘビキャロの基本構成は、遠投を目的に重めの①シンカーとフリーアクションに適している②ワームとワームとシンカーの距離をとるための③スイベルの3点で構成されています。
シンカーの種類にもよりますが、テキサスリグに利用するような糸を通して使うシンカー(パレットシンカー)とラインを直接結びつけるシンカー(スティックシンカー)とで作りが変わります。
パレットシンカー
スティックシンカー
筆者としてはラインを結びつけるシンカーを利用した、三又で作るヘビキャロリグをおすすめしています。三又リグの方が、キャストしやすかったり、シンカーとワームの距離が離れるため、魚へのプレッシャーが下がります。
リグの作り方としては簡単で、まずメインラインにスイベルを付け、そこから2つラインを分岐して結び、1つにはシンカー、もう片方にはワームをつければ完成です。リーダーはどちらも肩幅で取るのが簡単です。
ヘビキャロワイヤーを利用すれば、簡単にヘビキャロリグを作ることが可能です。
ヘビキャロリグを使えば、普通ではできない沖で3インチ程度の軽いワームをノーシンカー状態で扱うことができ、冬に限らず1年通して釣果を得ることができる仕掛けになります。
ヘビキャロのアクション
まず仕掛けをキャストし着水後は少し糸を送ってやり、しばらく放置しておくことがポイントです。これにより、着水後ワームがフリー状態でフォールすることができ、このアクションでも十分にバスを寄せる可能性があります。
落ち着いた後は、ゆっくりとズル引きしてくるアクションが基本です。
イメージとしてはロッドをあおって放置、あおって放置を繰り返し、ワームをしっかりフリーアクションさせる時間を作ります。これにより、ノーシンカーアクションを十分に生かすことが可能です。
タックルとしては、6ft後半〜7ftの長めで、MH〜Hクラスの固めロッド、ラインは16lb以上、シンカー1ozをおすすめします。
ヘビキャロにおすすめなワーム
ヘビキャロにおすすめなワームは自然に漂わせることができ、かつアピールができるワームになります。今回は筆者のおすすめワームを紹介します。これにより、ヘビキャロのメリットを最大限に発揮することができます。
ゲーリーヤマモト ヤマセンコー
デプス デスアダー
オーエスピー(O.S.P) ドライブビーバー
オーエスピー(O.S.P) ドライブシュリンプ
ジャッカル シザーコーム
ジャッカル DB ユーマ
デプス ブルフラット
冬のヘビキャロは定番となるか!?
深いエリアを狙うのにヘビキャロはとても最適な釣り方です。
冬の定番メタルバイブなど底を狙うルアーはありますが、ヘビキャロならさらに飛距離も稼げ、さらにフィールド中心部の底を狙うことができます。
ヘビキャロに使うワームは食わせる系が基本かもしれませんが、マッディーなコンディションで使うようなビビットカラーのワームならバスも威嚇に口を使ってくれるかもしれません。
ヘビキャロのやり方をわかりやすく説明しているYouTube動画も多くあるので確認してみてください。
この動画は夏向けの説明ではありますが、ヘビキャロのリグリ方をわかりやすく説明してくれています。
冬の釣りにはジカリグも有効!
ヘビキャロの他にもジカリグも冬に有効な”底”を狙う釣りです。
こちらもぜひチェックしてみてください。