DAIWAの中では中価格帯のバーサタイルリールであるジリオンにNewモデルが登場しました。
このジリオンにはDAIWAの新コンセプトであるHYPERDRIVEデザインと呼ばれる初期設計が長くことを目指した設計思想が採用され、φ34mmSVBOOSTスプールを搭載し、より飛距離向上といったキャスト性能の向上まで図られています。
発売から高い評価を得ている21ジリオンSV TW ですが、ベアリング追加カスタムを行うことで、最強のバーサタイルリールへと進化します。
今回は21ジリオン SVTWのベアリングカスタム方法を紹介します。
21ジリオンSV TW のベアリング追加方法
21ジリオンのベアリング追加可能個所は以下となります。
・ウォームシャフト(2つ)
・ハンドルノブ(2つ)
ノーマル状態の21ジリオン SVTWはボールベアリング8、ロラーベアリング1の計9個使われているので、ここに4つのベアリングを追加することで、合計13個のベアリングを搭載することができます。
同時期に発売されたDAIWAの最上位機種であるスティーズリミテッドも13個ベアリングが搭載されているので、少しのカスタムで同等のベアリング数にすることが可能です。
単純にベアリング数だけで考えれば、巻き心地は上位機種にかなり近づいたことになります。
追加するベアリングはハンドルノブもウォームシャフトも740というサイズのベアリングになります。
ベアリングは高価な物を使えば、その分性能もよくなりますが、低価格ベアリングでも十分に変化を感じることはできるので、筆者としては低価格ベアリングを定期的に交換することが高コスパを保ったカスタムとしておすすめしています。
21ジリオン SVTW ハンドルノブベアリング追加
まずは簡単なハンドルノブにベアリングを追加します。
ハンドルノブは、プラスチック製のカラー2つをベアリングに交換するだけの作業で完了するので、とてもシンプルです。
利用するベアリングは740ZZ(内径4mm×外径7mm×幅2.5mm)というサイズになります。これは大抵のリールでこのサイズが採用されていますし、今後のメンテナンスで交換することも必要なので、安くまとめて購入しておくことをおすすめします。
1.ハンドルノブのキャップを取り外す
中心の穴が開いた部分に金属のクリップ等を伸ばした針金を通すか、専用のリムーバーを利用すれば簡単に外すことができます。
2.ネジを外しパーツをハンドルから外します
ネジを外したら、ハンドルについているノブを外します。
この時、ハンドルノブの外側に黒いプラスチックカラーがついていますので、これをピンセットなどで、ハンドルノブから外します。
3.ベアリング のグリスアップ
ここで交換するベアリング のグリスアップを行います。
ソルト利用する場合にはグリスの利用をおすすめしますが、淡水利用の方には、ここでポイントを紹介!
巻き心地を維持しながらも、水からベアリングを守るために、
ハンドルノブの根本のベアリングはグリス、ハンドルノブ外側のベアリングはオイルを塗ってください。
これは、根本側は水がかかる可能性が高いのですが、外側はキャップもあり、水がかかる確率が低いため、オイルでも十分役目を果たすことができます。
この使い分けにより両者グリスを使うよりも、巻き心地を低下させず、両者オイルを使うよりもベアリングを守る効果も高いと一石二鳥のメンテナンス方法となります。
・ハンドルノブ根本のベアリングにはグリス
・ハンドルノブ外側のベアリングにはオイル
ベアリングへの中油はベアリングフレッシュを利用するときちんと中まで注油することが可能です。
4.外した順番と逆に戻していく
先ほど外したプラスチックカラーの代わりに、注油したベアリングをハンドルノブにセットして、あとは外した順番とは逆にハンドルへパーツを戻して終了です。
21ジリオン SVTW ウォームシャフトベアリング追加
次はウォームシャフトへのベアリング追加方法になります。
こちらのカスタムはハンドルノブへのベアリング追加に比べると難易度が上がります。
ギアボックスを開けることが必要になりますので、自身のある方のみ実施するようにしてください。
こちらは動画で詳しく説明されているので、こちらを参考にしてください。