シマノからエントリークラスのロッド 21スコーピオンXVが発売されました。
なんと価格が1万2千円程度と安いロッドにも関わらず、全てのバサーにおすすめできるロッドに仕上がっています。
また、このロッドは村田基さんがプロデュースしているため、真に使いやすさ、釣りやすさを追求したロッドとなっていることは間違いありません。
この記事では、コスパ最強と評価される21スコーピオンXVがおすすめな理由を紹介します。
21スコーピオンXVロッドの基本スペック
このスコーピオンXVは様々なターゲットを狙えるバーサタイルなルアーロッドとなっています。
番手ラインナップはスピニング6機種、ベイト4機種の計10機種で、全てセンターカットの2ピースロッドとなっています。
普通の釣り人にはセンターカット 2ピースロッドが一番いい
高級ロッドなどは1ピースのロッドが多く、2ピースモデルでもグリップ部分のみが分割されるロッドなどあります。
しかし、実際一番扱い易いのはこのセンターカットの2ピースモデルです。
高価格帯のロッドは強度や感度の観点から、極力繋ぎ部分をなくしているのですが、最近では技術の進歩により、センターカットの場合であっても、単体では違いがわからなくなってきています。
強度が高くなる観点は、あくまでも魚を釣り上げる際に発揮する強度であって、そのほかのイレギュラーな負荷に対してはどのロッドも変わりません。
取り回しの悪い1ピースロッドは、釣りをしているシチュエーション以外での破損の確率は確実に上がってしまいます。
低価格ながら重要技術が採用されている
この価格帯では十分な技術も採用されています。
これらの技術が採用されていることで、強度も保ちながら、軽量化も図られています。
ロッドは軽量に作ることは比較的簡単なのですが、強度を出すためには重くなってしまうため、軽量を保ちながらも強度を出すことは、とてもコストがかかります。
スコーピオンXVはこの低価格帯でありながらも、十分な強度をバランスよく採用できています。
これ1本で海水利用もOK
フリースタイルがコンセプトのスコーピオンシリーズだけあって、このロッド1本で淡水も海水も様々な釣りに使うことが可能です。
バスロッドとして使いながらも、たまに海の堤防などでロックフィッシュに使ってみたりと、1本でも使い回しできますし、価格も安いため用途に合わせて揃えることも可能です。
釣りを始めたいが、バスだけでなくいろんな釣りを試してみたい方には本当にうってつけのロッドになっています。
21スコーピオンXV おすすめの番手
初心者の方でもどの番手を買えば迷ってしまいますが、番手選択で迷ったらこの3つから選択すれば間違いありません。このおすすめ番手なら、長く使うことができます。
21スコーピオンXV 1651F-2
基本的なバーサタイルベイトロッドモデル。ファストテーパーを活かした繊細なアクションで、現代ルアーフィッシングの中軸を担うバラエティー豊かな適合ルアーとターゲットフィッシュに有効です。
初心者の方はこのモデルを選択すれば間違いありません。
21スコーピオンXV 1652R-2
おかっぱりでは遠投しながらスピナーベイトなどのハードルアーで広く探る釣りが基本です。このモデルはレギュラーテーパーのパワーがあるブランクス特性を活かして、レギュラーサイズのハードルアーを使うのに向いています。おかっぱり中心の釣りならおすすめできるモデルです。
21スコーピオンXV 2601F-2
スピニングロッドのバーサタイルモデルです。この1本があれば、大体のスピニングが必要なシチュエーションをカバーすることが可能です。飛距離を出しやすいレングス設定のため、おかっぱりからの利用にもおすすめです。
粘り気のある魚とのファイトを楽しめるロッド
筆者一押しポイントが、粘り気のある”しなり”による魚とのファイトの楽しさにあります。
最近のロッド(シマノで言えばゾディアス)はカーボン含有率が高く、どちらかと言うとシャッキリしたロッドになっています。
これは感度が良くなったり、フッキングが決まりやすかったりといい点もあります。
一方、今回のスコーピオンXVはグラスロッドとまではいきませんが、ガラスの含有率が若干高いため、粘り気のある”しなり”のロッドになっています。
この”しなり”が魚とファイトしている際に気持ちよい曲がりをしてくれ、フッキングさえ決まっていれば、ファイト中も適度なテンションをかけながら巻き上げることができ、魚をバラす確率を抑えてくれます。
この感覚は是非皆さんに味わっていただきたいです!