アブガルシアのPROMAX (プロマックス)がモデルチェンジしました。
このリールは1万円以下で購入できる価格帯でありながら、意外と言っては失礼ですが、なかなかいい作りになっており、初心者はもちろん中級者の方がタックルセットを増やしたい場合に最適なリールとなっています。
この記事では、プロマックスの魅力を紹介します。
プロマックス 基本スペック
コストを抑えるため、ラインナップは1種類で右、左ハンドルのシンプルな仕様になっています。
自重は203gとなっており、価格の高いリールと比較すれば重いかもしれませんが、コンパクトなボディーもあり、扱いやすいウェイトになっています。
この価格帯のロッドと合わせた際には、手元を軸として、バランス良くロッド操作することが可能です。
また、ギア比は7.1が選択されており、若干のハイギア仕様となるため、様々な用途で使いやすく、初心者でも使いやすい仕様になっています。
ラインキャパも16lbで100mと必要十分なラインキャパとなっています。
これらの仕様を総合的にみて、プロマックスはバーサタイル性の高い、おかっぱりバサーにとっておすすめなリールになっていると評価できます。
価格が低いため、ベアリング数が少なくなっていますが、簡単に低コストでベアリングを追加することも可能なので、さほど大きな問題にはなりません。
小径スプールによるキャスタビリティの良さ
プロマックスに採用されているのは、32mm径のスプールになります。
この小径スプールにより、十分な飛距離を実現するとともに、シマノやダイワの1万円台リールとも遜色ないキャストフィールを実現しています。
外径32mm,幅22mmの新搭載のスプールはオールランドなウエイトのルアーをキャスティング可能としリール全体のコンパクト化が可能となった。
アブガルシア
32mm径のスプールは、バーサタイル性の高いリールに多く採用されています。
32mm径は34mm径スプール(ジリオン SV TWなど)に比べ、少ない力でスプールを回転させることができるため、軽量ルアーを狙った場所へ、底弾道でキャストすることが可能となります。
一般的な34mm径スプールのリールで、軽いルアーをキャストする際は、飛距離を出すため少し上向きにキャストする必要があり、弾道もやまなりとなるため、狙った場所へのキャストが難しくなります。
また、30mm径以下の超小径スプールと比較すると、回転の慣性が大きくなるため、着水の間際まで、しっかりスプールが回転し、飛距離も犠牲にすることなく、キャストすることが可能になります。
これらの点から、この32mm径スプールが採用されるプロマックスはバーサタイル性が高く、おかっぱりで役立つリールだということがわかります。
扱いやすいマグネットブレーキ
ブレーキシステムには、マグネットブレーキが採用されています。
アブガルシアのリールは全般がマグネットブレーキを採用しているため、実績あるブレーキシステムが採用されています。
小径スプールの立ち上がりの良さを絶妙に抑えるにはマグネットブレーキが最適です。
このスプールとブレーキのミックスが、ベストで快適なキャストフィールを提供してくれます。
大手メーカーの2万円以上のリールを使っている方も、「意外といいかも!」と感じることができるキャスティングフィールは、この2つの組み合わせのいいとこ取りができている証拠と言えます。
まだベイトリールに慣れていない初心者の方にも、この点はすごくおすすめで、本当にトラブルが起きにくいリールに仕上がっています。初心者の方にありがちな、釣りしている時間よりバックラッシュしている時間が多い、なんてことも起きにくくなっています。
飛距離を追求する方には少し不満が出るかもしれませんが、使い比べしないとわからなかったり、数mの差程度は許容できる場合には、確実にトラブルが少なく、キャスト回数を稼ぐことができるこのリールなら、釣果をあげる結果に直結すると思います。
アブガルシアの名機IB7はまさにこの点が優れていて、筆者は多くのバスを釣り上げることができました。
この実績あるスペックを継承しているプロマックスも、確実に期待できるリールだと思っています。
タックルバリエーションを増やしたい中級者にも最適
ボートなどセッティング別にタックルを用意し釣りをする場合、そのセッティング分だけリール、ロッドを揃える必要があります。
例えば、スピナーベイト、ビッグベイト、トップミノー、ジグ、クランクベイトを揃えたい場合には5つのタックルセットが必要になります。
なかなか高価なタックルを用途別に揃えるとなると、お金がかかりますが、
このプロマックスを使ってタックルセットを増やすことができれば、そこまでコスト負担の重さを感じずに用途別タックルを増やすことが可能です。
状況に合わせた釣りにすぐに切り替えることができ、確実に釣果につなげることができます。
21プロマックスはおかっぱり初心者には最高のリールだった
このプロマックスは初心者の方はもちろん、タックルを増やしたいがそこまでお金をかけたくない中級者の方にも最適な選択になると思います。
1万円しないリールなのに、こんなに使いやすいリールは2大メーカーではなかなか実現できないと思います。
このコスパ最強リールを、是非検討してみてください。