【22クラドDC】堅牢でコストパフォーマンスに優れる22クラドDCを21スコーピオンDCと比較!

ベイトリール

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2022年の秋にクラドDCが発売されます。

クラドDCは、2018年にUSシマノで発売されたDC機です。日本国内での販売はありませんが、その出来の良さから話題になっており、ネットでは輸入品の購入ができます。

今回、そのクラドDCが進化し、ついに国内でも正規販売されることになりました。

日本ではすでにコスパDC機として、SLX DC、21スコーピオンDCなどが販売されていますが、これらのリールとこの22クラドDCはどのような違いがあるのか気になっている方も多いと思います

この記事では、22クラドDCの特徴と、より価格帯が近い21スコーピオンDCとの比較を紹介します。

22クラドDCと21スコーピオンDCのカタログ値比較

まずはカタログ値での比較になります。今回は一番需要がありそうなHGでの比較をしていきたいと思います。

21スコーピオンDC(HG)22クラドDC(HG)
ギア比7.47.4
巻き取り量79cm81cm
自重215g225g
最大ドラグ力5.5kg5.5kg
ラインキャパ(lb/m)12/130、14/110、16/10012/165、14/145、16/120、20/100
ベアリング数87

数字を並べた感じでは、巻き取り量や自重、ラインキャパなど、異なるポイントが多く見受けられます。

以下順番に見ていきたいと思います。

ギア比とハンドル1回転の糸巻き量

ギア比は21スコーピオンDCと22クラドDCでは違いはありません。

DC機は比較的遠投向けとしての利用と、カバーへの打ち込みなど不意な抵抗を受ける場面での利用を目的に考えています。そうなると回収効率が良い、手返しが良いなどの理由からハンドル1回転の巻き取り量は多いほうが良いとされます。

今回21スコーピオンDCと22クラドDCではギア比は同じですが、HG、XGモデルともに22クラドDCの方が2cm糸巻き量が多くなっています。

この点では、22クラドDCの方が若干ですが優位にあると評価できます。

自重

自重ですがHGモデルで22クラドDCの方が10g重くなっています。
※XGモデルでは5g22クラドDCの方が重い

軽いリールでは180、90gのリールがありますが、今回の2機種は両者210g以上です。

自重は一概に軽ければいいという物でもないのですが、長時間の釣りでは地味にその違いを感じます。ここでは両者少し重い部類に入りますが、10gの差は長時間の利用においては大きいだと思います。

また、22クラドDCの方がラインキャパが多くなっていることから、実際はさらに糸巻き量が多く巻かれることで、重量差も大きくなると思います。

この点はもう少しクラドDCには頑張って欲しかったポイントだと思います。

ドラグ力

最大ドラグ力とはドラグを目一杯締めた時にドラグが滑りだす(糸が出始める)力です。つまりそのリールのドラグ調整幅の限界は何キロかを表します。

海外版の18クラドDCでは最大ドラグ力が5.0kgで21スコーピオンDCには劣っていたのですが、22クラドDCでは5.5kgと21スコーピオンDCと同じ数値になりました。

この点では両者の差はなくなっており、ともに力強いパワフルな釣りを展開可能となっています。

ラインキャパ

22クラドDCの最大の特徴とも言えるのがラインキャパです。

22クラドDCでは20lbで100mを巻ける、大容量スプールとなっています。

もちろん22クラドDCは海水利用も可能なため、シーバスなど海の釣りでも十分に活躍することが可能です。

この点は、釣り人の利用目的によって評価は分かれるポイントになりますが、ベイトシーバスの釣りにとってはこれまでなかった領域のリールになるため、一番の人気リールになる可能性があると思います。

DCユニット

21スコーピオンDC22クラドDC
DCユニットI-DC5I-DC4

ここは21スコーピオンDCの方に優位性があります。22クラドDCに搭載されているI-DC4がこれまでのDCユニットと中身が同じかは分かりませんが、I-DC4は約10年前から出ているDCユニットになります。

おそらく今後詳細な情報が出てくるとは思いますが、チューニングがされているものと思います。

最後に

22クラドDCは21スコーピオンDCと似たスペックではあるものの、ラインキャパやCI4+による堅牢性などの点から、スコーピオンDC以上のパワーフィッシングに向いたリールとなっています。

特にベイトシーバスをやられる方には最高のコスパリールになる可能性がありそうです。

シマノ(SHIMANO) 両軸リール 21 スコーピオンDC
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