こんな寒い時期は釣りも控えて、日ごろお手入れができていない釣り道具達のメンテナンスをしてあげましょう。
趣味だからこそ、道具のメンテナンスも楽しいですね。
リールはメーカーなどショップへオーバーホールするのが一番良いのですが、古い機種や、金銭的な面からもセルフメンテナンスを行う方も多いと思います。
今回は12アンタレスのメンテナンスを紹介しますが、他のリールでも同様だと思いますので参考にしてみてください。
まずは掃除から
リールには普段の利用で細かいゴミや、ウィードカスなどが内部に多く付着しています。
野池など水質が悪い場所で釣りをする方は特に汚れているかと思います。
まずは、リールの掃除をしていきましょう。
用意する道具は家にある物でOKです。
- キッチンペーパー
- 綿棒
全体的にはキッチンペーパー、細かい部分は綿棒で掃除するのが良いでしょう。
少し水分をつけながら汚れを落として行きます。また、キッチンペーパーでコヨリを作ってやると、隅々まで掃除することが可能です。
注油により性能を蘇らせます
掃除が一通り完了したところで、オイル、グリスを注油していきます。
今回は簡単に注油できるポイントで紹介していきます。
ハンドルへの注油
まずはハンドルに注油していきます。ハンドルにはオイルを指すことが多いと思います。
オイルを指すことで軽いスムーズな巻き心地となります。好みによってはグリスを指すのも良いかもしれません。グリスの場合、ヌメヌメしっとりな巻き心地となります。
これは人によって意見が別れると思いますので、自分の好みに合わせて判断してみてください。
ただ、耐水性と言った面ではグリスに軍配が上がります。オイルの場合はグリスよりこまめに注油してあげてください。
ベアリングへの注油
次はベアリングへの注油です。
こちらにはオイルを指していきましょう。
まずはサイドカップ側へ注油していきます。
ここは簡単に注油することが可能ですね。基本ベアリングへは1滴か2滴程度とします。
あまり多く指しすぎても、回転が悪くなってしまいます。
今回は12アンタレスで説明していますが、他のリールでも大抵はサイドカップ側へは簡単に注油することが可能でしょう。
その次は、メカニカルブレーキ側のベアリングへも注油していきます。
こちらもサイドカップ側同様に注油を行えば良いのですが、メカニカルブレーキノブのネジ部分にはグリスも塗って置きましょう。
ここも浸水を防ぐ役割を果たします。
メカニカルブレーキのネジ部分にはゴムパッキンがあるかと思うのですが、このゴムパーツへのケアにもなります。
意外と忘れがちなポイントですね。
ウォームシャフトへの注油
ウォームシャフトへはグリスを指していきましょう。届きにくい部分でもあるので、綿棒をうまく活用し塗っていきましょう。
ここも求める巻き心地によって、オイルを指して行ってもいいと思います。標準ではグリスが指してありますので、掃除したついでにオイルに変更してみるのも良いかもしれません。
その代わり、注油はグリスに比べ頻度をあげて塗ってあげてください。
後悔しないためにも、ラインもきちんとメンテナンスしましょう!
ここまでのメンテナンスは、使い心地に関する面が多かったですが、ラインメンテナンスは釣果に直結します。
ラインのメンテナンスを怠っていると、ここぞ!と言う時にラインが切れ、せっかくのバスを逃してしまうことになります。後で泣かないためにもしっかりメンテナンスをしましょう!
ラインのメンテナンスと言っても、やり方は簡単です。
ラインを指で摘みながら出していき、引っ掛かりやザラ付きがあれば、切ってしまいましょう。
また、以下を基準にラインも交換しましょう。
Kenezのおすすめは、安いナイロンラインを利用し、汚れたら交換するくらいの使い方です。
安いラインなら気兼ねなく交換できますしね。
ラインは消耗品ですから、あまり予算をかけず、ただ頻度を上げて交換することで高いラインを利用するよりもトータルでは良かったりします。
タックル構成の検討も冬の釣りの楽しみ方
冬はリールなど最新機種の発表などもある時期です。
改めて自分のタックル構成を検討したりするのも楽しい釣りの醍醐味かもしれません。いろんな道具を探したり、道具を磨いたりって楽しいですよね!
また、新しい釣り方などの研究なども楽しいですね。
釣りの楽しみ方は釣りに行く事だけではありません。
家での楽しみも満喫してください。