リールは毎年最新機種が登場します。趣味にかけられるお金が多い方は頻繁に買い換えることもあるかと思いますが、大抵の方は毎年買い換える事は無いと思います。
最新のリールを見ると欲しくなったり、自分のリールに劣等感を持ったりする方もいる思いますが、ちょっとしたドレスアップカスタムをすることで、リールの魅力を蘇らせることができます。
また、少しでも自分で何かカスタムをすると、すごく愛着が湧きますよ。
簡単ドレスカスタム
リールの見た目を簡単にカスタムする方法はいくつかあると思いますが、この3つを抑えているだけで十分だと思います。簡単かつカスタム感も得られやすい方法です。
- ハンドルカスタム
- スプールカスタム
- ヘッジホッグカスタム
ハンドルカスタム
まず、ドレスカスタムとして王道のハンドルカスタムです。
ハンドルはリールを構成するパーツの中でも主要パーツであり、交換するだけで大きな変化をもたらす事が可能です。
特に古いタイプのリールは、ハンドルデザインがシンプル、淡白な物が多く、それはそれでシックでいいのですが、社外品に交換することで、劇的に変化を与えることが可能です。
また、見た目だけでなく、実用面でもハンドルの回転性能が上がったり、ハンドルの長さを変えることで機能面でも恩恵を受けることが可能です。
ハンドル長を長くするとパワー系
ハンドルは長くすると、巻感が軽くなり、結果パワーを得やすくなります。
ハンドルノブからハンドル中心までの距離が長ければ長いほど、小さい力で巻くことができるようになります。
その反面、力が強くなってしまうため、小さな引っかかりなどの繊細な情報を感じにくくなってしまうデメリットがあります。
向いている利用用途としては、ビックベイトやトップウォーターゲーム、またカバー打ちなど力強く引き抜く場面などでは重宝するハンドルかと思います。
ハンドル長を短くすると繊細系
逆に短いハンドルは巻感は重くなります。つまり、短いハンドルは繊細な巻、感覚重視な釣りに適しています。
ハンドルを回すのに力が力が必要となり、少しの違和感や引っ掛かりなどを把握しやすくなります。
クランクベイトなど巻きながら、ボトムを感じ取ったり、ルアーの動きを感じることができるでしょう。
ハンドルとギア比の関係は密接なため、厳密にはハンドルの長さだけでなく、ギア比にも影響してきますが、短いハンドルでは回転半径が小さく、手の回転距離が短くなることから、速巻きを行う場合では有利になります。
近場のポイントを手返しよく探る釣りなどでは、短めのハンドルの方がむいています。
スプール交換
次にスプールの交換ですが、こちらはドレスカスタム以上に性能面で効果を出すことが可能です。
スプールはキャスト面やライントラブルなど釣りの主要アクションに影響しますので、ドレスアップ面以上に性能観点からリールの魅力を引き揚げてくれます。
また、スプールを純正に加えて追加する事で、釣りの状況に合わせ、簡単にタックル交換もでき、荷物も抑える事が可能です。
おかっぱりなどでは携行タックルは極力少なくした方が良いですが、替スプールを持っていくことで、荷物を抑えつつも多様性を持って釣りを行うことができるようになります。
もし今、汎用性が高いリールを持っている場合、シャロー系スプールを追加することで、ベイトフィネスなど軽量系プラグも快適にこなせる用になるでしょう。
また、ラインの隙間から見えるスプールエッジがたまらなくかっこいいんですよね!
Availカスタムスプール(ベイトリール)
ヘッジホッグカスタム
3つめはヘッジホッグカスタムです。これは完全に見た目重視のカスタムになります。
ヘッジホッグスタジオのビスやスタードラグ、オフセットクラッチなど、細かいパーツ類を変更することで、見た目が劇的にカッコよくなります。
このカスタムこそはドレスアップ重視になります。
ヘッジホッグスタジオのサイトではリール毎のカスタム例なども載っていたり、パーツの交換方法なども載っています。
参考にしながらも、自分独自のカラーチョイスで自分だけのリールを作り上げてみるのも楽しいです。
最後に
リールは家電などと同様、どんどん新しい技術、素材などを利用した新作が発売されていきます。
常に最新のリールを揃えるのもいいですが、プロではなく趣味で釣りをされている方々は、新しいより愛着があるリールを作って、大事に使うことが一番満足度が高いと思います。
少しでも自分で手を加えるとなんでも愛着は増す物だと思っていますので、是非みなさんも自分のリールに手間をかけてあげてください。