アブガルシアのフラッグシップモデルであるZENONが発売されました。
アブガルシアではこれまでRevoシリーズとしてラインナップされていましたが、より進化してZENONシリーズへと進化しました。
この記事では、ZENONのベイトフィネスモデルであるZENON LTXを紹介します。
ZENON LTX 基本スペック
自重 | ギア比 | スプール 径/幅 | ハンドル長 | 最大ライン巻き取り長 | 最大ドラグ力 | ラインキャパ | ボール/ローラーベアリング | |
ZENON LTX | 150g | 8.3 | 30mm/22mm | 85mm | 78cm | 5kg | 6lb:70m 8lb:50m | 9/1 |
ZENON LTXはZENONシリーズの中でも軽量プラグに最適なベイトフィネス向けリールです。ベイトフィネスリールは軽量プラグの扱いを可能とするため、通常のリール以上にボディーやスプールの軽量化が図られています。
ZENON LTXのモデルラインナップはシンプルで、右左ハンドルの違いによる2種類のみとなっています。
前身のRevoも同様でしたが、自重は150gとかなり軽量なボディーとなっています。またボディーサイズもコンパクトでパーミングもしやすく、ロッドを振るアクションがとても扱いやすいボディーとなっています。
さらに軽いだけではなく、マグネシウムアロイ製でしっかりとボディー剛性も確保できています。
ギア比は8.3と最近のハイギアモデルとなっており、手返し良い釣りを展開することが可能です。
※個人的にはもう1段ハイギアのモデルがあっても良かったのではと思います。
ZENON LTXは超軽量プラグやノーシンカーなど1g程度のリグから扱うことができます。また、淡水だけではなく海水でも利用できるため、穴釣りや根魚、アジングなど軽量リグを扱う幅広い釣りで活躍できます。
超々ジュラルミン製 超軽量φ30mm小径スプール
スプール径30mmという小径なベイトフィネススプールが採用され、低速での出だしの良さが特徴になっています。
このスプールのおかげで、初速を殺さず1gの超軽量ルアーやワームを狙った場所へキャストすることができます。通常のスプール径と比較すると、キャスト時の力が少なくて済むため、ブレが少なく、より狙った場所へ落とす精度をあげることができます。
ベイトフィネス系リールは、初速の回転とその後のブレーキングが難しく、なかなか狙った場所へのキャストが難しかったりしますが、このZENON LTXは、超軽量ルアーでも少ない力(動作)で狙った場所へ落とせるリールに仕上がっています。
マグトラックスIIIブレーキシステム
アブガルシアのリールはこれまでもマグネットブレーキをメインで採用してきているため、マグネットブレーキ性能は高いレベルを維持しています。
このZENON LTXは軽量スプールを採用し、超軽量プラグを扱えるセッティングとなっているため、マグネットブレーキとの相性がとてもよくなっています。
標準でマグネットは8個ついていますが、これまでもそうでしたが、自分の好みに合わせてマグネットの数を変えたり、マグネット自体の強度を変えたりと、カスタマイズも可能です。
実際にキャストしてみるとわかりますが、軽量ルアーを狙ったところへキャストするZENON LTXにとって、最高のブレーキシステムになっていると感じます。
ZENON LTXは淡水も海も使えるコスパ最高のベイトフィネスリール
ベイトフィネスリールは淡水でのバスフィッシングだけではなく、海でのアジングや根魚系など、ソルトフィッシングでも多く使われています。
このZENON LTXであれば、淡水も海でも使えるため、タックルを淡水海水で共有できる点では、コスパの高いモデルだと言えます。
キャスト性能を向上できるおすすめリール インプレッション
ZENON LTXは、軽量スプールとマグネットブレーキにより、初心者でも扱いやすいベイトフィネスリールになっています。
ブレーキもしっかり効かせることも可能で、サミング技術がまだ上達していない方でも、バックラッシュすることなくキャストすることができます。
逆に、サミングがなんなくできる方は、軽い力でスムーズに狙ったところへキャスティングできるリールに仕上がっています。
これから釣りを始める方や、ベイトフィネスのキャスティング性能を向上させたい方にも、おすすめできるリールになっています。
ZENON LTXのレビューはこちらも参考ください