アブガルシアのフラッグシップモデルであるZENONが発売されました。
アブガルシアではこれまでRevoシリーズとしてラインナップされていましたが、より進化してZENONシリーズへと進化しました。
この記事では、ZENONのバーサタイルモデルであるZENON MG7を紹介します。
ZENON MG7 基本スペック
自重 | ギア比 | スプール 径/幅 | ハンドル長 | 最大ライン巻き取り長 | 最大ドラグ力 | ラインキャパ | ボール/ローラーベアリング | |
ZENON MG7 | 135g | 7.5 | 30mm/22mm | 85mm | 71cm | 4kg | 12lb:100m 14lb:85m | 9/1 |
モデルラインナップはシンプルで、右左ハンドルの違いによる2種類のみとなっています。
前身のRevoも同様でしたが、自重は135gとかなり軽量なボディーとなっています。またボディーサイズもコンパクトになっており、パーミングもしやすく、扱いやすいボディーとなっています。
さらに軽量というわけではなく、マグネシウムアロイ製でしっかりとボディー剛性も確保できています。
ギア比は7.5と最近のハイギア傾向からすると、少し物足りない感じもします。
ZENON MG7は軽量プラグから一般的なルアーウェイトまでカバーできるバーサタイルコンセプトになっているので、ギア比8などの選択肢があっても良かったのでは?と思います。ただ、その分価格も上がってしまうので、今のコスパを考えると7.5のギア比は絶妙な選択なのかもしれません。
超々ジュラルミン製 超軽量φ30mm小径スプール
スプール径30mmという小径スプールが採用され、低速での出だしの良さが特徴になっています。
軽量ルアーやワームを狙った場所へキャストするには、この小径スプールが本領を発揮します。通常のスプール径と比較すると、キャスト時の力が少なくて済むため、ブレが少なく、より狙った場所へ落とす精度をあげることができます。
ベイトフィネス系リールは、軽量ルアーを比較的近距離で扱うことに特化していますが、ベイトフィネスよりキャスト飛距離を稼ぎながら、少ない力(動作)で狙った場所へ落とせるリールとしては、このZENON MG7は魅力あるリールに仕上がっています。
マグトラックスIIIブレーキシステム
アブガルシアのリールはこれまでもマグネットブレーキをメインで採用してきているため、マグネットブレーキ性能は高いレベルを維持しています。
このZENON MG7は軽量スプールを採用し、軽量プラグを扱えるセッティングとなっているため、マグネットブレーキとの相性がとてもよくなっています。
標準でマグネットは8個ついていますが、これまでもそうでしたが、自分の好みに合わせてマグネットの数を変えたり、マグネット自体の強度を変えたりと、カスタマイズも可能です。
実際にキャストしてみるとわかりますが、軽量ルアーを狙ったところへキャストするZENON MG7にとって、最高のブレーキシステムになっていると感じます。
ZENON MG7はおかっぱりの強い味方
おかっぱりで釣りをする方も多いと思いますが、特に関東エリアや野池など狭いエリアをさまざまなルアーを使って攻めるような釣りをされる方には、このZENON MG7はとてもおすすめです。
おかっぱりは基本的に移動しながら魚がいる場所を求めて釣りを行います。さらに、場所によって適切なルアーへリグを変更していくことも求められます。
多くの方は、2〜3本程度タックルを持ちながらランガンしていく方が多いですが、やはり複数タックルを持ち歩きながら釣りするのは手間になりますし、置き忘れや盗難、破損などのリスクもあります。
このZENON MG7なら、1つのタックルでプラグ系、ワイヤーベイト、ワーミングまで幅広いルアーに対応することが可能なので、おかっぱりでの持ち歩きタックルを最小限に抑えることが可能です。
場所によっては、持ち歩く道具を最小限に抑え、クイックに移動しながら釣りをした方が釣果につながことも多いです。
ZENON MG7におすすめなバーサタイルロッド
キャスト性能を向上できるおすすめリール インプレッション
ZENON MG7は、軽量スプールとマグネットブレーキにより、初心者でも扱いやすいリールになっています。
ブレーキもしっかり効かせることも可能で、サミング技術がまだ上達していない方でも、バックラッシュすることなくキャストすることが可能です。
逆に、サミングがなんなくできる方は、軽い力でスムーズに狙ったところへキャスティングできるリールに仕上がっています。
これから釣りを始める方や、キャスティング性能を向上させたい方にも、おすすめできるリールになっています。
ZENON MG7のインプレッション レビューはこちらも参考ください