2025年4月あのアルデバランからDCブレーキを搭載した25アルデバランDCが登場しました。
アルデバランのラインナップとしては22年にBFSモデルが発売されて以降の登場となり、汎用のアルデバランモデルとしては18年の発売から約7年の時を経ての登場となります。
アルデバランといえばどちらかというとベイトフィネスモデルでの評判が良い印象がありますが、今回DCブレーキがアルデバランとしては初採用となりかなり良い仕上がりになっています。
この記事では、25アルデバランDCの機能や魅力について紹介します。
25アルデバランDC 基本スペック

ギア比は2種類のラインナップとなっており、XGモデルのハンドル1回転あたりの最大糸巻き取り長さは84cmと目立つ数字ではありませんが、実用には十分な巻き取り量を誇ります。
自重は150gとなっており、18アルデバランMGL 135gや22アルデバランBFS 130gと比較すると約20gほど重くなっています。これはDCユニットが搭載されたため重量が増えている影響が大きいとは思いますが、サイズ的にはコンパクトなリールに仕上がっており、ロッド装着時には全体としてバランスが良くなるのではないかと思います。
従来のアルデバランは遠心やマグネットブレーキのみでしたが、今回初めてDCブレーキが採用され、より高精度なキャストコントロールと幅広い対応力を実現しています
また、今回の25アルデバランDCには30mm径のスプールが採用されています。DCブレーキかつ30mmスプールの構成は現行シマノベイトリールでは唯一の存在となっています。
小径30mmマグナムライトスプールⅣ搭載

今回この25アルデバランDCには、シマノ初の30mm径・19mm幅のナロースプールが採用されています。従来の32mm径よりもさらに低慣性化され、軽量ルアーの立ち上がりやすさとレスポンスが格段に向上しています。
スプール形状を逆テーパー化し、均整の取れた糸巻き形状を作り出すマグナムライトスプールⅣを採用。糸をバランスよく巻き取ることで回転時のブレを抑え、スプールの持つ回転性能を引き出し、優れたキャスティングパフォーマンスに貢献します。スプールサイズは径30㎜/幅19㎜の小径&ナロー仕様。低慣性&低振動という特性を発揮して、軽やかな立ち上がりを実現しました。近距離のピンポイントへの狙い撃ちは言うに及ばず、広範囲をサーチするロングキャストも高い対応力でカバーします。
出典:SHIMANO
新型I-DC5ブレーキシステム

I-DC5ブレーキシステム自体はこれまで21スコーピオンDCや22SLX DC XTにも搭載されてきましたが、この25アルデバランDCには新型にチューンナップされたI-DC5が搭載されています。
- 1/1000秒単位でブレーキ力を制御する高精度なデジタルコントロールブレーキ
- L(Low)、M(Medium)、H(High)の3モードと、それぞれ5段階のブレーキダイヤルで計15段階の調整が可能。ライン種類に依存せず、直感的なブレーキ設定が可能
- 軽量ルアーでもトラブルレスかつ遠投性能、低弾道性、バックラッシュ耐性に優れる

他にも多数のテクノロジーを採用
- S3Dスプール、サイレントチューンによりスプール振動を抑え、滑らかなキャストフィールを実現
- マイクロモジュールギア、X-SHIP、HAGANEボディなど、シマノのフラッグシップ機能を多数搭載
- ドラグクリッカーも装備
まとめ
25アルデバランDCは、シマノの技術力を結集した小径スプール×高精度DCブレーキの融合モデルです。特に軽量ルアーのキャスト性能に合わせトラブルレス性に優れており、これ一本でさまざまな状況に対応することが可能です。また、アルデバランとして初搭載されるDCブレーキも直感的な調整が可能です。S A-RBも採用されておりバスだけでなく、ソルトライトゲームでも活躍する、次世代のテクニカルバーサタイルリールに仕上がっています。
- 軽量~中量級ルアーのキャスト性能が非常に高く、ピンポイントキャストからロングキャストまで幅広く対応
- ベイトフィネスリールほどの超軽量ルアーには「アルデバランBFS」シリーズが適し、アルデバランDCはやや重めのルアーや8lb以上のライン利用時に真価を発揮
- 軽量ルアーでのバックラッシュやブレーキ調整の難しさをDCブレーキが解消し、快適なキャスティングを実現
- ソルトにも強く、チニングやライトロックフィッシュなど多様な釣りにも対応

