シマノ 22バンタムは、コアソリッドボディーによる高い剛性とマイクロモジュールギア等により使用感も高い、巻物におすすめなリールになっています。
このバンタムはベアリングを3つ追加することが可能で、さらに巻心地を向上させ、真に巻物に最適なリールにすることができます。
この記事では、22バンタムのベアリング追加カスタムを紹介します。
22バンタムは遠投巻物におすすめなリール
22バンタムはその見た目からも、良く20メタニウムと比較されます。見た目は似ているものの、そのリール毎の特性は異なっており、22バンタムは遠投や巻物の釣りに最適な仕様になっています。
前モデルからバンタムの代名詞となっているのが、コアソリッドボディーによるブレの無い、強靭なボディー剛性です。金属ボディーで作られるリールは、樹脂系素材から作られるリールより、どうしても重くなりますが、その強固な剛性と適度な重量の組み合わせにより、とても安定感のあるリールとなります。
この22バンタムは巻心地がとても良くなっています。この強靭で一体成形ボディーがあるからこそ、ブレのないスムーズな巻き心地を実現することができています。
この巻心地は他の樹脂系素材から作られるリールでは消して味わうことはできないフィーリングに仕上がっています。
また、MGLⅢスプールはスプール径35mmとなっており、より高い慣性で最後の一と伸びまで気持ちよくルアーをキャストすることが可能になっています。
ベアリング追加カスタム
22バンタムはベアリング追加できるポイントが、ハンドルノブ2つとウォームシャフト1つとなっています。
ウォームシャフトへのベアリング追加は、ある程度リールをバラしたことがある方や、そう言った作業が得意な方なら良いですが、初心者の方には少し難しいと思います。
ハンドルノブにベアリング追加するだけで、巻き心地を向上させることは十分できますので、今回はハンドルノブへのベアリング追加を紹介します。
ハンドルノブは、片方につきプラスチック製のカラーが内側1つ、計2つをベアリングに交換するだけの作業で完了するので、とてもシンプルです。
利用するベアリングは740(内径4mm×外径7mm×幅2.5mm)というサイズになります。これは大抵のリールでこのサイズが採用されていますし、今後のメンテナンスで交換することも必要なので、安くまとめて購入しておくことをおすすめします。
また、ヘッジホッグスタジオからも高性能ベアリングが出ています。
安いベアリングが悪いことはないですが、確実にヘッジホッグスタジオのベアリングの方が、値段の分だけ性能は上がります。
お金に余裕のある方には、間違いなくこちらをおすすめします。
1.ハンドルノブのキャップを取り外す
キャップは専用リムーバーを利用するのもありますが、指で徐々にずらしていけば、簡単に外すことができます。
2.ネジを外しパーツをハンドルから外します
ネジを外したら、ハンドルについているノブを外します。
ハンドルノブの外側には元々ベアリングが付いていますが、内側には白いプラスチックカラーがついていますので、これをハンドルノブから外します。
3.ベアリング のグリスアップ
ここで交換するベアリング のグリスアップを行います。
淡水利用の方には、ここでポイントを紹介!
巻き心地を維持しながらも、水からベアリングを守るために、
ハンドルノブの根本のベアリングはグリス、ハンドルノブ外側のベアリングはオイルを塗ってください。
これは、根本側は水がかかる可能性が高いのですが、外側はキャップもあり、水がかかる確率が低いため、オイルでも十分役目を果たすことができます。
この使い分けにより両者グリスを使うよりも、巻き心地を低下させず、両者オイルを使うよりもベアリングを守る効果も高いと一石二鳥のメンテナンス方法となります。
ベアリングへの中油はベアリングフレッシュを利用するときちんと中まで注油することが可能です。
4.外した順番と逆に戻していく
先ほど外したプラスチックカラーの代わりに、注油したベアリングをハンドルノブにセットして、あとは外した順番とは逆にハンドルへパーツを戻して終了です。
ウォームシャフト ベアリング追加
ウォームシャフトのベアリングもハンドル同様に740(内径4mm×外径7mm×幅2.5mm)のサイズになります。
こちらは、よりベアリングの効力を感じることができる箇所でもあり、頻繁には交換しないと思いますので、こちらだけヘッジホッグのベアリングにするのがおすすめです。
ウォームシャフトへのベアリング追加方法は、こちらの動画で説明されていますので、参考にしてみてください。