2023年 ついにDAIWAからデジタル制御ブレーキを搭載したリールが発売されます。
さらに注目なのは、ついに釣り界もデジタル化が進み、このIM ZはスマホとBluetooth接続することで、様々な設定やデータを取得することができるようになりました。
この記事では、釣り界の時代を変える次世代リールIM Z LIMITBREAKER TW HD-Cを紹介します。
IM Z LIMITBREAKER(リミットブレイカー) TW HD-C基本スペック
ギア比は8.4となり、1回転あたりのライン巻き取り量が100cmあるエクストラハイギアの仕様になっています。
ラインキャパも20lbで100m巻けるため、ロングキャストしながら広範囲を狙う釣りに最適なスペックになっています。
そして自重ですが、250gあり他リールと比較しても重量級の部類になります。これには明確な理由があり、仕方がない面ではありますが、ロングキャストを繰り返し行う釣りからするとマイナス面と考えられます。
外観もカッコよく、サイドにはLEDも搭載されており、近未来感が増したデザインとなっています。
DAIWA CONNECTING-SYSTEM
このIMZにはDAIWAの最新技術が多く採用されていますが、中でも特徴できなのが、Bluetoothでスマホと接続ができる点です。
IMZはリール自体に電源があり、電源を入れることでリールが利用できる状態となります。そのため、内部にバッテリーを搭載しているために、自重が250gと少し重たい仕様となっています。
バッテリー容量 | 410mAh |
バッテリー充電時間 | 約90分 ※付属 USB Type-C 使用時 |
連続投擲数 | 約700投 |
使用環境 | 動作温度:0 ~ 40 度 充電温度:15 ~ 30度 |
リールを利用するまでに充電しておく必要がありますが、最近はUSB充電の口が車内に付いている車も多くなっているので、そこまで負担にはならないのではないかと思います。
スマホでもそうですが、内臓バッテリーの劣化により使える時間が減ってくるなどの問題が出てくる可能性はあります。その辺はDAIWAのオーバーホールで交換できるのではないかと予想します。
釣行ログデータが取れる
このCONNECTING-SYSTEMを利用することで、釣行ログをデータとしてスマホ(DAIWAアプリ)で見れ、管理することが可能になります。
取れるデータとしては、スプール回転数やクラッチ操作回数などがあり、推定飛距離までも取ることが可能となっています。
そのため、1日のキャストが時間軸と飛距離のグラフとして見ることができ、その日の釣りを振り返ることが可能となります。
また、キャスト時にスマホでデータを確認しながらブレーキ調整を行い、一番飛距離が伸びる最適なブレーキセッティングに変更することも可能です。その場その時の状況に合わせてブレーキ設定を変更するには最高の機能です。
これまでのリールの概念を塗り替える素晴らしい機能だと思います。この機能を使うことで、より遠くまで快適にルアーをキャストすることが可能になります。
デジタル制御ブレーキのブレーキモード追加
今回IMZに搭載されるデジタル制御ブレーキのブレーキモードをスマホからダウンロードすることで、より高性能なブレーキシステムへと更新することが可能です。
IMZでは出荷時はブレーキモードは1つとなっており、DAIWAアプリと接続することで、3つのブレーキモードが追加され、4つのブレーキモードから自分にあったブレーキを設定することが可能になっています。
ここで、特筆すべきなのが、今後も新しいブレーキモードが追加され、どんどんブレーキがバージョンアップされていく点です。
ブレーキをデジタルに制御する点においては、これまでのシマノDCリールと大差はありませんが、リール購入後もブレーキシステムをバージョンアップすることができる点は、釣り業界に大きなデジタル化の風穴を開けたのではないでしょうか。
今後、どのようなブレーキモードが追加されるかは楽しみですが、有名プロの設定やDAIWA製のルアーやロッドに合わせたブレーキモードなど、活用の幅は期待が持てます。
DAIWAのデジタル制御ブレーキ INTELLIGENT MAGFORCE
これまでシマノリールのみ搭載されていたデジタルコントロールブレーキ、通称DCブレーキですが、ついにDAIWAからもデジタル制御ブレーキを搭載したリールが発売されました。
このINTELLIGENT MAGFORCEは電磁誘導ブレーキをデジタル制御することで、スプール回転速度に合わせ、最適なブレーキ強度を実現することができます。
これまでのDAIWAのMAGFORCEブレーキは、基本的にはブレーキ強度が一定でかかるため、スプールの回転を抑えすぎる傾向があり、飛距離が伸び悩む傾向にありました。
しかし、ブレーキ強度が自動調整されることで、遠投性能は格段にアップしながら、ライントラブルも最小限に抑えることが可能となっています。
この点でもIMZは高い遠投性能を持っており、遠投が必要となる釣りでは大きなアドバンテージを得ることができるポイントになります。
電磁誘導ブレーキのデジタル制御化によって、より多様なシチュエーションで快適なキャストを約束。とくに中・重量級ルアーとの相性がよく、φ38mmのG1ジュラルミン製スプールとの相乗効果で最大飛距離の延長にも成功した。ブレーキ設定方法はLED下に配置されたコントロールスイッチ一つで完結。このスイッチの短押しや長押しで、8段階のブレーキ力や各種設定が可能だ。さらにIMの特筆すべき点として“ブレーキの拡張性”が挙げられる。DAIWA CONNECTING-SYSTEMにより、今後DAIWAアプリを介して配信するブレーキモードをダウンロードすることで、キャスト性能がバージョンアップ。「ともに限界を超えていく」相棒として、スキルアップするユーザーと一緒にIM Z LIMITBREAKER TW HD-Cも成長していく。
DAIWA
IM Z LIMITBREAKER インプレッション
早速IMZとアンタレスDCを比較している動画があります。
このインプレッションからも遠投性能はかなり高くなっているようです。