リールを購入する際に悩むのが、ギア比
ノーマルギアからエクストラハイギアまで、1つのリールでも複数のギア比モデルが発売されます。
リールを買う際にどのモデルを買うか迷う方も多いと思いますが、バス釣りにおいては、間違いなくハイギアを選択することをおすすめします。
この記事では、バス釣りでハイギアを選ぶ理由を紹介します。
ギア比とは
リールのギア比とは、ハンドル1回転あたり、スプールが何回回転するかということです。
つまりは、ギア比が高ければ、その分ハンドル1回転あたりにスプールの回転数が増え、糸の巻き取り量が多くなるということです。
最近ではハンドル1回転あたり1mを超える巻き取り量となるリールも存在します。
多くの方は、ギア比の違いは、ルアーを巻いてくる速度が変わるだけだと思ってしまいますが、実は巻き取り量以外にも、ハンドル回転の負荷にも影響を及ぼします。
この点も詳しく説明します。
ハイギアの特徴は敏感に情報をキャッチできる
一般的なノーマルギアやローギアは少ない力でハンドルを力強く巻くことが可能ですが、ハイギアは逆にハンドル回転時の負荷が高くなるため、より力をかけてハンドルを巻くことになります。
※よくローギアのリールを、PG(パワーギア)と表現するのはこのためです。
この違いにより、ハイギアではリーリング時の細かい情報を感じとることが可能です。少しの変化を感じとることができるため、ルアーが何かストラクチャーに触れた際や底にタッチした感覚などを感じとることが比較的得られ易くなります。
これは巻きの釣りにはとてもおすすめで、巻きながらバスのバイトを拾うことができ、フッキングタイミングを逃すことが少なくなります。
またハイギアの場合では、素早くハンドルを巻くことでも、巻き合わせできる可能性もあります。
おかっぱりからのバス釣りはハイギア一択
バス釣りをする人の大半の方がおかっぱりからの釣りになると思いますが、この場合、遠投しながらバスを探っていくことになります。
遠投により糸が多く放出されている際は、近くの場合と比較して、どうしても感覚が鈍くなります。
利用ラインがナイロンやフロロ等によっても、この感覚は変わりますが、どうしてもルアーとロッド・リールの距離が遠くなると、感覚は伝わりにくくなります。
そんな場合でも、ハイギアなら、ノーマルギアに比べ、繊細に変化を感じることが可能です。
クランクなどを巻いてくる際もその振動が伝わりやすかったり、底をタッチした感覚も掴みやすくなります。
ルアー回収の速さも早くなるので、効率的に釣りを行うことが可能です。
また、沖でバスがかかった場合にも、巻き取り速度が早いため、バスが岸川に向かって泳いできた場合も、常にテンションをかけ続けバラす確率を低くすることも可能です。
ハイギアならロッドアクションを邪魔せず快適にできる
トップウォーターやミノーなどを使う際、ジャーキングなどのロッドアクションを行うこともあると思いますが、その際にもハイギアは効果を発揮します。
ジャーキングなど、ロッドを振って糸を寄せるアクションを行った際、たるんだラインを早く巻き取る必要がありますが、ハイギアならラインスラッグも素早く巻くことができ、アクション後のバイトを取りこぼすことも少なくすることができます。
また、なかなかラインがたるんだ状態ではフッキングも決まりにくいですが、素早くテンションをかけ直すことにより、フッキングもきっちり決めることが可能です。
まとめ
今回はハイギアをおすすめする理由をご紹介しましたが、ノーマルギアも釣り方によっては有効であることは間違いありません。ただ、常にバスボートから釣りを行う方以外の一般バサーの釣り方では確実にハイギアモデルがおすすめになります。
もちろん人それぞれ好みもありますので、リール購入時の参考にしてみてください。