中価格帯ロッドでありながら、高い基本性能を持ちハイコストパフォーマンスモデルと評価されるシマノ エクスプライド。
22年に新モデルとなって、カーボンモノコックグリップなど多くの進化をとげ、10%以上の軽量化を実現。さらに使い易く、高性能となりました。
この記事では、22エクスプライドの進化のポイントとおすすめなモデルを紹介します。
22エクスプライド基本情報
22エクスプライドは2022年にモデルチェンジとなりました。バス釣り用のロッドとしてラインナップは33種類用意されています。
・グリップジョイント方式2ピースベイトロッド:11本
・グリップジョイント方式2ピーススピニングロッド:11本
・センターカット2ピースベイトロッド:6本
・センターカット2ピーススピニングロッド:5本
エクスプライドはバス釣りにおいて、ほとんどの釣り方をカバーできるラインナップを揃えています。初心者はもちろんですが、中級以上の釣り人でも、特化ロッドとしても使うことができるおすすめロッドになっています。
カーボンモノコックグリップ
これまで上位機種にのみ搭載されていた、カーボンモノコックグリップが22エクスプライドにも搭載されるようになりました。
シマノでは先に20ゾディアスにカーボンモノコックグリップが採用されたのを皮切りに、その後ゾディアスの対抗馬でもあるダイワ ブレイゾンでも採用され、カーボンモノコックグリップが一般化してきました。
22エクスプライドにも同じようにカーボンモノコックグリップが搭載されていますが、ゾディアスとは違い、さらに進化したグリップとなっています。
カーボンモノコックグリップは、リアグリップ部分をカーボン一体成型にして、中空構造にすることで、高い情報伝達力を持たせることができます。
カーボン素材で中空構造とすることで、ウエイトも軽くなり、高い感度を実現することができています。
バス釣りでは、ルアーやワームを操作する際、繊細にバスを誘い、水中の状況を感じ取りながら釣りを行います。少しの地形の変化や、ウィードやストラクチャーを感じながら、細かい操作をするには、この軽量ボディーで高感度なロッドを使うことで、全てを感じとることができます。
22エクスプライド インプレッションレビュー
22エクスプライドを使ってみて一番はやはりカーボンモノコックが採用されたことによる軽さを感じることができます。
まずキャストして感じるのが、この軽さです!フルキャストを数投すると、この軽さが前作と大きく違うと感じます。
軽いといっても、変に先重りになってバランスが悪いわけではなく、カーボンモノコックを前提として、ロッド全体のバランス設計がされているため、バランスよく軽量化が図られています。
前モデルを持っている方でも、買い替えることで、その変化、恩恵を感じることができます。
また、カーボンモノコックの代名詞でもある感度ですが、前作エクスプライドでも十分に感度はありましたが、さらによくなっていることは感じます。感度は良いに越したことはないので、最新モデルらしい性能向上になっていると感じます。
筆者も前モデルからエクスプライドを使っていますが、前モデルを持っている方にも買い替えをお勧めできるモデルに仕上がっています。
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エクスプライド特有のシャッキリ感は健在
前モデルも同様ですが、エクスプライドは他のロッドと比較しても、シャッキリした硬さを感じることができます。
この点は安いロッドとは違い、だるい感じなく、ビシッとキャストができたり、障害物などに当てながらリーリングする際もキビキビアクションさせながら、とても使いやすい感覚を得ることができます。
特におすすめなのが、ディープクランクなど巻き抵抗が強いルアーを使う際や、トップウォーターなどトゥイッチをする際に、クイックなアクションを与えることができ、とても使いやすい印象を得ます。
ただ、よく言われるのが、シャッキリ感が強いロッドは、フッキング時に弾き易くフッキングが決まりにくかったり、バスとのファイト時もバラしやすいなど一般には言われています。
この点は好みや、釣り方(腕前)も影響してきますので、自分にあったロッドを選択いただくのが良いでしょう。
22エクスプライドのラインナップ
22エクスプライドは6つのコンセプトが定義され、ラインナップされています。
現代のバス釣りのトレンドを捉えたコンセプト設計となっており、エクスプライドは全ての釣りに最適なロッドを提供してくれます。
ハイパワーXソリッドやタフテック∞ソリッド、エキサイトトップが採用され、ロッドティップに張りを持たせたり、高い感度を持たせ、独特の曲がり・追従性・復元力を実現しています。
22エクスプライド おすすめの番手
22エクスプライド 1610M-2
定番のバーサタイルモデル。フィールド、シチュエーションを問わず、誰でも使いやすいロッドです。迷った方、初めての方はこのモデルを買っておけば間違いありません。
特におかっぱりでは、ランガンスタイルで移動しながら釣りをするため、持ち歩くタックルも少ない方がスムーズに釣りをすることができます。複数のタックルを持ち歩く場合は、破損の危険があったり、置き忘れや盗難などもあるので、気をつけましょう。
このエクスプライド1610Mは幅広いリグに対応することが可能なバーサタイルロッドです。おかっぱりバサーにとって一番おすすめなモデルになります。
22エクスプライド 172MH-2
ロングバーサタイルロッドで、おかっぱりからの遠投が必要なシーンでは、最適なバーサタイルロッドです。スピナーベイトやバイブレーション、ジグなどの釣りが多い環境では最適なロッドです。
22エクスプライド 163L-BFS/2
高感度が最大に生かされるベイトフィネスロッド。小さなコンタクトを感じながら釣る繊細なベイトフィネスには最適な高感度を提供してくれるモデルです。
22エクスプライド 266L-2
スピニングにおける代表的なバーサタイルロッド。スピニングが必要とされるシチュエーション全てにこの1本で対応することができます。スピニングロッドならまずはこのモデルを選択すれば、間違いありません。
22エクスプライド 263L-S/2
タフテック∞が採用されるソリッドティップモデル。高感度カーボンを使い操作性と感度を高めたテクニカルスピニングロッドです。
22エクスプライド 272MH-2
特徴的なモデルでもある、ロングパワーフィネスロッド。6インチ以上のフリックシェイクなどボリューミーなワームの釣りも快適にこなすことができます。