最近のベイトリールの進化はすごく、汎用バーサタイルリールでも5gなど軽量ルアーを扱うことができるようになりました。
こうなると、これからタックルを増やす場合、ベイトフィネスよりも先に、パワーフィネスタックルを増やした方がおすすめになります。
今回はパワーフィネスがおすすめな理由とおすすめのパワーフィネスタックルを紹介します。
なぜベイトフィネスではないのか?
まず、なぜベイトフィネスタックルを買うのを待って欲しいかについてですが、前述の通りフィネスではない通常のベイトリールの進化にあります。
最近の技術進歩による性能の向上により、汎用バーサタイルリールでも、ある程度の軽量ルアーが扱えるようになっているからで、ベイトフィネスが得意とする範囲と重なってきています。

例えば、タトゥーラ、20メタニウム、スティーズ、19アンタレス
厳密には重なる部分であっても、操作性の繊細さに差はありますが、それでも、ベイトフィネスだけでできる釣りがとても限定的になっています。
このことを理解しながら、中級以上のバサーの方が、理想の釣りスタイルを求めるためにベイトフィネスタックルを揃えることは問題ないのですが、まだ始めたばかりの方や、本当にベイトフィネスではないとできない釣りがわかっていない方には通常のバーサタイルリールでの釣りの方が、結果的には釣果につながり易いと思います。
パワーフィネスとは
まず、フィネスとは一般的に繊細な釣りのことを指します。
例えばノーシンカーでのワームやスモラバなどがその釣りに該当します。このフィネスな釣りをスピニングタックルを使用し、ロッドをML(ミディアムライト)以上、ラインをPEラインを使って行うのが一般的なパワーフィネスになります。このタックルでカバーやストラクチャーにタイトにアプローチし、バスを釣ることが可能になります。
パワーフィネスのメリット・デメリット
パワーフィネスのメリットはベイトフィネスのデメリットを解消できる点と、ベイトリールに比べバックラッシュすることも少ないので、ストレスないく釣りができる点がメリットになります。
パワーフィネスは夏場のカバー周りでの虫パターンで特に威力を発揮します。ライトなスピニングタックルではカバーに巻かれてしまう可能性がありますし、ベイトフィネスでは虫系ワームのノーシンカーは投げづらく、飛距離もスピニングタックルより劣ります。その点、パワーフィネスであれば軽いルアーを遠投することも可能で、カバーからバスを引きずり出すこともできます。
デメリットとしては、PEラインを利用するため、ライントラブルが発生する可能性があるのと、ラインが少し割高になる点があります。また、ベイトリールと比べキャスト性能が落ちるため、精度高くピンポイントで狙う際などはベイトフィネスに分があります。