バスロッドを選ぶ際に必要な要素は大きく3つあります。
- 長さ
- 硬さ
- 調子(テーパー)
ロッドを選ぶ際は、自分の釣りスタイルや目的に合わせ3つの要素を選択していきます。
今回はこれらの要素がどのように影響するのか、またそれぞれのおすすめコスパロッドを紹介します。
バスロッドの長さは6.6ft〜7ft前後が多い
バス釣りにおいて、一般的な長さは6.6ft〜7ft前後の長さが多いです。
1フィート約30.5cm、1インチ約2.5cmなので、198cm〜213.5cmの長さになります。
この長さの選択は遠投性能や、操作性に影響してきます。
おかっぱりなど遠投が必要なケースは長めの6.10ftや7ftがおすすめとされ、ボート、フローティングなど近距離操作性を重視する場合は、6.6ft以下の短いロッドがお勧めだったりします。
1本目のロッドを購入する際は、おすすめに従ったロッド選択が良いですが、2本目以降の場合は、自分の好みも合わせて選択するのが良いでしょう。
最近ではレンタルサービスや、メルカリなどフリマアプリを利用することで予算も抑えながら、ロッドを試すこともできるようになっています。
これらのサービスもうまく活用しながら選択してみてください。
テーパー毎のメリデメとおすすめロッド
エクストラファースト
ロッドの先端2:8の位置で曲がる感度重視のテーパーで、先調子の分類に入る。
メリット
・ボトムを取りやすい
・繊細なアクションをつけやすい
デメリット
・巻物等には不向き
・ロッドの曲がる範囲が狭く、キャストが難しい
・魚をバラし易い
・先端が破損しやすい(初心者には難しい)
ファースト
ロッドの先端3:7の位置で曲がるテーパーで、先調子の分類に入る。
メリット
・ルアーにアクションをつけやすく
・エクストラファーストよりもキャストしやすい(扱いやすい)
デメリット
・どっちつかずで、中級者以降では物足りなさを感じる
レギュラーファースト
ファーストとレギュラーの中間をとるテーパー。人気なテーパーです。
メリット
・巻きでもアクションでもどっちも対応可能
・バーサタイルロッドとなりやすく、ロッド本数を抑えることができる
デメリット
・コントロール(細かいアクション)は若干しにくくなってくる
・特化型ではないので、やはり中級者以降では物足りなさを感じるケースもある
先調子系のおすすめロッド
ルアーの操作性が良いというメリットがあり、フッキングもルアーに直接的に伝わるのが特徴。
ワーム等の釣り、いわゆる縦の釣りが得意。
レギュラー
ロッドの5:5の位置で曲がるテーパーで、胴調子の分類に入る。
メリット
・種々のルアーの利用が可能
(初心者や、サイズを問わず魚とのファイトを楽しむ釣りが可能)
・巻物を主体とした万能テーパー
・合わせが入れやすい
デメリット
・微細なアクションはかなり無理が出る
スロー
ロッド全体が曲がるテーパー。胴調子の分類に入る。
メリット
・魚をかけた後のバラシ率が少ない
・巻物の扱いに向いている
・ラインブレイクしにくい
デメリット
・緩やかに曲がるためにフッキングが難しい
・キビキビとしたアクションをつけるのが難しい
パラボリックス
ロッド全体が平均的に曲がるロッドで、青物など大物狙いの釣り人に選ばれやすいテーパーです。バスロッドとしては選択されないので、説明は割愛します。
胴調子系のおすすめロッド
重いルアーを扱うのに適し、巻物などを扱いやすいのが特徴。竿全体がしなって掛けた魚をバラしにくく、粘り強いファイトが可能。
巻物、ビックベイト等の釣り、いわゆる横の釣りが得意。
まとめ
バスロッドの種類も様々あります。
一般的な評価を基にしながらも、自分の釣りスタイル、好みに合わせたロッド選びが重要です。
まずは標準的なバーサタイルロッドを購入し、自分の好みや釣りスタイルを把握した後に、幅を広げていくのが良いでしょう。