スコーピオンMDはスコーピオンシリーズの大型リールモデルになります。
最近はビックベイトブームやシーバスにベイトタックルを利用することも多くなり、大型リールにも人気が出ています。
このリールは村田基さんが開発に関わっているようで、アンタレスDCMDの意志も継がれています。
今回はこのスコーピオンMDの特徴と簡単なベアリング追加を紹介します。
スコーピオンMD基本スペック
特徴はスプール径43㎜の大径タイプで、これによりナイロン20lbで号で160mを実現しています。
おかっぱりでヘビキャロなど遠投するシーンでは、結構糸巻き量が足りないこともあるのですが、このスコーピオンMDではその心配なく、遠投することが可能です。
またギアはXG設定になっており、ハンドル1回転で107cmの巻上げ長があります。
遠投に対し、回収速度も上がり、また巻きの釣りでも巻だけで緩急をつけやすくなります。
この点からも、シーバスだけでなく、ブラックバスでも活躍できるリールだと評価できます。
SVSのブレーキピンが8つ
薄肉で大径スプールは慣性も高く、キャスト回転初速も早くなっており制御が難しくなっています。このスプールを細かく制御できるのが8ピンのSVSブレーキになります。
この8つのブレーキを状況に応じてセッティングすることで、ライントラブルを最小限に抑えることが実現できます。
ただ、せっかく細かく状況に応じて設定ができるのですが、サイドカバーが完全に取れてしまうため、誤って釣り場で落としてしまう可能性があるのです。
これは脱落防止の機構があれば最高だったのですが、注意して利用してください。
スコーピオンMDベアリング追加カスタム
ベアリング追加できる箇所は以下合計3箇所あります。
・ウォームシャフト(1つ)
・ハンドルノブ(片側1つ)
ウォームシャフト軸へのベアリング追加はリールの分解を伴うため、経験者の方など慣れている方はトライしてみても良いですが、素人の方にはおすすめしません。
ウォームシャフトへのベアリング追加は効果はありますが、大きくはないため、分解に自信がない方でカスタムしたい方はスプールベアリングを交換した方が遥かに効果も大きく、簡単にカスタムすることが可能です。
ハンドルノブへのベアリング追加
ノーマルの状態では、ハンドルノブの根本側にプラスチックカラーが付いていますので、これをベアリングへ変更することが可能です。
対象ベアリングは一般的な740サイズになりますので、交換やその他のリールでも活用できるため、まとめ買いがおすすめです。
ヘッジホッグスタジオからもスコーピオンMD適用ベアリングが発売されていますので、こちらを活用するのも良いでしょう。
まとめ
スコーピオンMDはこれまで最適なリールがない範囲を確実にカバーすることができます。
シーバスともなんの不安もなくファイトすることもできますし、もちろんバス釣りシーンにおいても、おかっぱり遠投では遺憾無くその性能を発揮することができます。